フロリードDクリームの効果と副作用

フロリードDクリームというのは、ミコナゾール硝酸塩という物質を有効成分として配合した、軟膏タイプの外用薬で、白癬菌と呼ばれる真菌の増殖を防ぐとともに、殺菌の効果にもすぐれています。
この医薬品を製造している持田製薬は、東京都に本社を置く国内中堅の製薬メーカーで、その前身にあたる持田商会薬局は、実は大正時代から操業を開始しています。
白癬菌をはじめとする真菌とは、いわゆるカビのことで、日常的にもごくありふれたものですが、ストレスやその他の病気によって体の抵抗力がなくなってくると、思わぬところに感染して、おもに皮膚病系統の病気をもたらします。その代表的なものとしては、水虫、たむし、カンジダ症などがあり、このミコナゾール入りのフロリードDクリームの適応症となっています。
使用方法としては、1日に数回程度、患部や手指を清潔にした状態で、この軟膏を患部にすり込むようにして塗るだけです。実際には患部の周辺の皮膚にも白癬菌は存在していますので、やや広めに塗るというというのがポイントとなります。
このフロリードDクリームは軟膏タイプであり、注射でミコナゾールを直接体内に届けるようなタイプとは異なりますので、塗布した際に重大な副作用が生じるおそれはないとされており、またそのような事例も確認されていません。
軽微な副作用としては、軟膏を塗ったところの皮膚が赤く変色して炎症がみられたり、かゆみが生じたり、ただれたり、水ぶくれのようなものができたりといったものがあります。皮膚が過敏な人については、こうした副作用は起きやすいものですので、以前に他の塗り薬で同様に皮膚の炎症、ただれなどがあった人は、慎重に使用するようにします。

ミコナゾールの商品と効果

ミコナゾールは、抗真菌薬と呼ばれている医薬品の一種で、もともとはベルギーの医薬品メーカーであるヤンセンファーマが1969年に開発したものですので、医薬品としてはそれなりの歴史と実績を認められたものといえます。
このミコナゾールという名前を冠した商品は、すでにさまざまな製薬メーカーから出ているため、ひとくくりにはできませんが、軟膏として皮膚の外側から塗るタイプのものが多くみられます。そのほか、患部が口腔内や食道の場合に使う、特に経口用と表示がされていて粘膜に塗るジェル状のもの、口から嚥下するものなどの、変わった使い方をするものもみられます。
ミコナゾールには、真菌とよばれる病原体が、細胞膜とよばれる外側の膜を合成するはたらきを阻害する作用があります。そのため、ミコナゾールは一般に水虫といわれている白癬、口腔カンジダ症、食道カンジダ症、外陰カンジダ症、皮膚カンジダ症などといった、真菌の感染が原因となって起きる病気を治療する効果があるとして重宝されています。
軟膏タイプのものであれば、使い方としては、1日につき2回から3回ほど、患部によく塗って有効成分が吸収されるようにするというのが一般的で、割と簡単なものです。
副作用としては、皮膚が赤くなる、かゆみが出る、刺激感がある、ただれるなどが代表的なものですが、以前に薬を塗布したところ、かゆみなどのアレルギー症状が出たことがある人、妊娠中の女性または授乳中の女性などは、念のために使用するのを控えるか、医師に相談した上で利用するようにとの注意があります。また、通常の使い方ではないものの、高齢者が軟膏を誤って飲んでしまって肺炎になるなどのケースもあります。